象印が募集しているレベルの高い料理コンテスト


家電メーカーの象印が平成11年度から実施している「わが家の自慢料理コンテスト」は今年で12回目になります。このコンテスト、応募に際して要求される内容のレベルが非常に高く、賞品や賞金もそれなりに豪華です。

料理コンテストの詳細は以下から。


■象印「第12回わが家の自慢料理コンテスト」


このコンテストでは、“家族=わが家の食卓”から「食育」を考えるコンテストと位置づけ、料理を“作る楽しさ”、家族やおもてなしなどで、みんなと一緒に“食べる楽しさ”、そして代々教えられてきた知恵を“伝える楽しさ”、そんな料理によるコミュニケーションに焦点をあてて実施されています。
今回のテーマは「家族で育む食卓 ごはんにあうおかず」。
募集に際しては、

(1)料理の名前(タイトル)
(2)料理の材料・作り方(800字以内)
(3)料理の写真
(4)料理のある場面(食卓)の写真
(5)「作る楽しさ」「食べる楽しさ」「伝える楽しさ」など応募料理にまつわる話(800字以内)

以上の提出が求められています。


一般的な料理・レシピコンテストと一線を画しているのは、(4)料理のある場面(食卓)の写真が必要であることと、(5)の応募料理にまつわる話を書けなければいけないという点です。これは簡単にみえますが結構ハードルが高いことです。それはどちらもその料理の背景や作り手の料理に対する想いがないと撮れない写真であり、文章であるからです。


料理のレシピには通常著作権は認められていません。ですので、ネットで調べてきたレシピを多少アレンジして自分のものにすることも可能です。写真が必要であれば自宅のキッチンで試作し、お気に入りの器に盛り付けてクロスの1枚でも敷いて接写すれば、それなりの写真も撮る事ができます。


しかしこのコンテストでは、料理を通じてつながる文化や人と人のコミュニケーションの如何なるかを問うています。レシピを考えるのではなく、生活の中にしっかりと根付いている料理を見いだすことが必要になってきます。料理を作る事が好きな人なら誰しもが「作る楽しさ」「食べる楽しさ」「伝える楽しさ」を感じるいるはずです。コンテストの為のレシピではなく、自分の身に染み付いている料理なら、その料理に対する想いを写真や文章に表現することは意外と簡単かもしれません。

入賞として、象印賞(最優秀賞)1名にはご希望の象印製品(20万円相当)と、賞金10万円の他、優秀賞1名にも象印圧力IH炊飯ジャーと、賞金3万円など、豪華賞品と賞品が用意されていますが、最終審査に選ばれた場合、象印の指定する日時・場所で実際に調理することが入賞の条件となる場合があるそうです。

審査委員長は料理研究家土井善晴氏で、締切りは、2011年1月31日(当日消印有効)まで。