トマト好きなら一度は行ってみたい専門店「セレブ・デ・トマト」

トマトは茎になる実であるので植物学上は「果物」です。果物=フルーツには「実」という意味があり、「実」であるトマトはフルーツというわけです。

ではなぜ今日、堂々と野菜として扱われているかというと、19世紀末のアメリカの最高裁がトマトは果物ではなく野菜であるとの判決を下したからです。当時の法律で輸入野菜には10%の税が課せられるが果物は無税であったため、トマトの扱いを巡って裁判が行われました。証人として意見を求められた商売人らは、商売上では野菜と果物は区別していないと証言したそうです。植物学者はその成り立ちから「果物」といい、農務省は税金をかけたいからか「野菜」と主張しました。それで悩みに悩んだ裁判所が出した答えは、「トマトは食事中に食べられ、デザートとして食べている果物とは異なる」として、トマトは果物ではなく野菜であるとの判決を下したのです。


地域によって食べ方や調理方法などが異なり呼び名が変わるものはよくあります。しかしその個体の「属性」は、食べ方とかではなく、きっちりと生物学・植物学的に決めておいてほしいものです。その時代や場所では一般的な食べ方であっても、時と場所が違えば食べ方も変わってくるであろうことを、当時の判事は想像していなかったのでしょうね。


全国各地の優れたトマトを扱う専門店「セレブ・デ・トマト」は、約20種類のめずらしいトマトの販売や、トマト料理が存分に食べられるレストランがある店舗を東京都内を中心に展開しています。
ここに行けば、現代のトマトは野菜とか果物といったジャンルを問わない食べられ方をしていることが分かります。


詳細は以下から。


■「セレブ・デ・トマト」



東京を中心に7店舗あり各店舗のページ内に、扱っている全国のブランドトマトが紹介されています。



オンラインショップでは個々のトマトは購入できませんが、「トマトの宝石箱」や「彩りトマトの詰め合わせ」といったセットで購入できます。



加工品には特製トマトジャムやトマト塩、トマト蜂蜜なども。



レストランでは、オードブルからスープ、メイン、パスタやリゾット、そしてデザートにいたるまで、トマトをふんだんに使用した料理を楽しむ事ができます。