被災地に向けて食品メーカーなどが支援物資を提供


3月11日に発生した宮城県三陸沖を震源とした「東北地方太平洋沖地震」は、各地に甚大な被害を及ぼしています。
国内観測史上最大級のマグニチュード9.0という未曾有の巨大地震により発生した津波は、東北各地の沿岸都市を一瞬にして飲み込み、13日午後9時の段階で死者、行方不明者は計3000人を超え、避難者数は11県の避難所など約2500カ所で計約34万人に及んでいます。

この事態をうけ、支援物資を無償で提供する動きが国内の大手食品・飲料メーカーや企業などで広まっています。


現在発表されている支援内容の詳細は以下から。




□日清食品:カップヌードルをはじめとする100万食の製品・給湯機能付のキッチンカー7台


□セブン&アイ・ホールディングス:【第1回】ミネラルウォーター 2リットル 3万本・菓子パン1000個・バナナ1080ケース(14t) 【第2回】セブンプレミアム ごはん 200g 4800個・食パン 4225袋・ロールパン1693袋・その他毛布など


□ソフトバンク:ラーメン15000食


山崎製パン:食パンや菓子パンなど48万個


東洋水産:即席めん6万食分


ハウス食品:子会社が製造する清涼飲料水6000本や保存食約2000食


□味の素:「味の素KKおかゆ」5000食と「クノール カップスープ」10万食


□キリンビバレッジ:ミネラルウオーターなど15万本


その他、コンビニエンスストア各社や食料品販売店舗では、福島第1、2原子力発電所の停止に伴う電力不足に対応するため、ネオン看板消灯などを13日より実施しています。


また、14日の午前6時20分からは、1都8県で地域ごとに計画的に電力供給を停止する「輪番停電」を実施することが決定されるなど、地震に伴う各地の混乱は収まる気配がありません。