大学生による新たなご当地グルメ創出の試み「つくば丼レシピコンテスト」

松見池ステージ松見池ステージ / sekido

筑波大学の学生有志による団体が、筑波大学名物となる料理のアイデアを募集する「つくば丼レシピコンテスト」を開催しています。
筑波大学茨城県つくば市に本部を置く国立大学で、筑波研究学園都市内の中核施設である筑波キャンパスは、単一キャンパスの面積としては日本国内第2位の大きさを誇ります。「つくば丼レシピコンテスト」は、同大学の人間総合科学研究科を中心とする学生や大学院生11名によって構成された団体「WeM(ウェム)」が企画しているもので、筑波大学つくば市のどこでも食べられて、たくさんの人に愛される魅力的な食べ物を創出し、新しい食文化を創造しようとする取組みのようです。

詳細は以下から。


■つくば丼.com

ご当地グルメや郷土料理と呼ばれるものは、人々の暮らしぶりや地域の文化が反映され作りだされたものが多いかと思いますが、その土地で穫れる食材が生かされていることも欠かせない要素のひとつです。
「つくば丼」のレシピ考案に参考になりそうな、茨城県つくば市の特産品をピックアップしてみました。


□ゆめひたち:茨城のオリジナル品種米

コシヒカリの粘りとササニシキの柔らかさを受継いだ、茨城県が10年の歳月をかけて育成したお米です。茨城県は全国でも有数の米どころで、「ゆめひたち」以外にも、新潟に次いで第2位の収穫量を誇るコシリカリや、早場米のあきたこまち筑波山麓の桜川の東側の水田で穫れた筑波北条米〓などの生産も盛んです。


□ローズポーク:高品質銘品豚肉

豚肉生産量全国第3位の茨城県が誇る、全国でいち早く銘柄化された豚肉です。
県花の「バラ」にちなんで名付けられたローズポークは、ランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種という3品種の豚からそれぞれ目的に応じて育種造成された3種の系統をかけ合わせて生産されています。簡単に言えば、3品目の良いとこ取りをした品種ということです。2002年の全国銘柄食肉コンテストでは全国の銘柄豚肉17種の中から最優秀賞に選ばれるほど、その美味しさは折り紙付きで、弾力があり、きめが細かく柔らかい肉質が特長です。



□筑波地鶏

比内鶏ロードアイランドレッドの交雑種を母に、ホワイトコーニッシュを父に生まれたのが「筑波地鶏」です。純植物性の飼料だけで育てるため、鶏独特の臭みがなく、歯ごたえがありながらも柔らかくジュージーな肉質が特長です。



□つくば市のねぎ

つくば市のねぎは白い部分が長く、しっかりとしまっていて、やわらかく甘いのが特徴です。平成17年の銘柄産地評価委員会の審査に基づき、銘柄産地に指定されています。


「つくば丼レシピコンテスト」では、つくばらしさがあり、手頃な価格で実現可能な、つくばをイメージしたオリジナルの「丼」のレシピを募集しています。
応募されたレシピは、一次審査、二次審査を経て3点に絞られ、10月の筑波大学学園祭にて投票により大賞が決められます。
応募資格として、つくば市、または筑波大学に何らかのゆかりのある方でないと応募できませんので、地域限定の企画ではありますが、新しく考案されたレシピが地元に定着するかもこの先の課題かもしれません。

締切りは、2011年7月31日。※延長されました